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ものづくりの不祥事で、労働者に責任を押しつけないで欲しい
                                                   一ホームページ読者

 日産自動車に始まって、スバル、神戸製鋼、三菱マテリアル、東レなど日本を代表するような会社において不祥事が相次いでいます。
 このホームページ読者のみなさんは、どのように考えていらっしゃるでしょうか。

 12月2日付けの「しんぶん赤旗」に、斎藤記者による次のような記事が載っていましたので紹介します。

 過ちを繰り返さないためには、問題や責任を直視することが不可欠です。ものづくりをめぐる不祥事で社長が謝罪する一方、現場や労働者に責任を押し付ける発言も目立ちます。
 無資格者による完成車検査問題があった日産自動車。記者会見で西川(さいかわ)広人社長は「現場の責任者である係長以下で実施され、それが長い間常態化し受け継がれてきた」と述べました。大規模なリストラや下請け切り捨てを進めたゴーン会長流の経営が不正につながったという指摘は、強く否定しました。
 検査データを改ざんした三菱マテリアルは、原因を問われても「調査の結果を待つ」と回答を拒否。原因が明らかにならないにもかかわらず経営者の関与は「ない」と断言します。
 現場や労働者を軽視し、過剰に収益を求める経営が不正を招きました。経営責任を直視しなければ、不正は繰り返されかねません。

 私も本当にそう思います。
 
 大企業の経営陣には、「利益第一」ではなく、社会に役立つものづくりをしてこそ、またものづくりの現場を大切にしてこそ、会社の発展につながるということを考えてもらいたいと思います。
 それともう一つ、労働組合がチェック機能を果たすべきだと思います。
 不祥事のマスコミ報道で、当該企業の労働組合の態度や発言が全くと言っていいほど出てきませんが、発言をしているところもあるのではないのでしょうか。私としては、そういう労働組合はマスコミの取材を積極的に受け、考えを述べるべきではないかと思います。
 労働組合に、「しっかり!」、「がんばれ!」と言いたいです。

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