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職場だより

誰のための会社なのか?
                                                   製造部門の一労働者
 

 会社の決算説明を受けて、APPから人事制度改定・人事評価の説明がされました。調整給が付いていました。なぜ調整給が付くの?と一番最初に思いました。与えられた課題を十分こなし、追加課題にも応えてきました。「与えた業務をしっかりやっていただいて感謝しています。」と言いながら評価採点は低い。人件費の大枠があり相対評価のため、誰かを上げれば誰かを下げるということになっている。若者はこれからだから上げてやろう、しかし、中高年はもう能力は伸びないだろうから下げようということになっているように思います。

 中高年は能力ないですか?仕事の邪魔をしていますか?いいえ、自分が長年培ってきた経験を活かし、後輩も指導しながら十分な働きをしています。新しい仕事・業務にも挑戦しています。会社は技術継承と言いながら中高年をいじめて、これでは技術継承しょうというモチベーションは下がりっぱなしです。

 会社はサイエル社の買収で当期純利益は0.1%減になっていますが、塩野義単体では6.2%の増益になっています。しかし会社は、「これはクレストールなどのロイヤルティで利益が出ているのであって、営業利益では利益が出ていない」と言っています。ロイヤルティは私たち労働者が研究・開発・製造・導出販売した結果のものです。それがなければロイヤルティはないのです。

 夏季一時金についても、会社は労働者にはロイヤルティを除くから予算の達成率が悪いと大幅な減額を言ってきました。株主には1株6円増配しているのに。
 しかし、労働者の働きと乖離があり、モチベーションが下がることを懸念した会社は減額の縮小を回答してきました。それでも私たちの実感とはかけ離れています。

 会社をますます発展させていくのは、株主ではなく私たち労働者であり、利益に見合った処遇をしないと会社はダメになると思います。


                                    


 


                     
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