一見、常識的なことを言っているように見えますが、よく考えてみてください。シオノギの労
働者は今でも十分、目一杯働いています。ほとんどはサービス残業ですが、残業時間が超過して
いる労働者も少なくありません。この上、これは今日中の仕事だから何時になっても今日中に終
えろと言われたら、労働者はたまったものではありません。たとえ、今日中にその仕事を終えた
としても明日はまた、明後日する予定の仕事の前倒しと際限なく、仕事量がふえることは間違い
ありません。
ましてやシオノギは今、人事制度(成果主義賃金制度)の改定でこれまで以上に「働け、他人
より働け、効率よく働け、成果上げないと給料下げる」と脅かされています。成果主義でのスト
レスの上に、社長のお墨付きの超長時間労働まで加わったらどうなりますか。
以前、過労自殺した労働者の生前の言葉が新聞に載っていました。
「やっても、やっても、仕事が終わらないんだ」
他人事ではありませんよねこの言葉、社長はどうとらえますか?
「シオノギは、労働基準法、労働安全衛生法その他の労働関係法令および社内外のルールを遵
守するとともに、皆さんの安全や衛生に配慮しながら、ゆとりある職場環境を提供し、労働災害
の防止と皆さんの健康維持に努めます」、とコンプライアンスでは述べています。
また、労働安全衛生法の規定に基づき規定された、「事業者が講ずべき快適な職場環境の形成
のための措置に関する方針」(労働省告示第五九号)の中には以下の記載があります。
「職場は、仕事の場として効率性や機能性が求められることは言うまでもないが、同時に、労
働者が一定の時間を過ごしてそこで働くものであることから、生活の場としての潤いを持たせ、
緊張をほぐすよう配慮すること」
シオノギはコンプライアンスを、実際の行動で遵守すべきです。
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