職場だより
□職場の問題あれこれ!
榊 飛雄馬
今、多くの職場では色々な問題を抱えているようです。私が見聞きしたことを挙げますと、
生産現場では高齢化が進み腰が痛い・足が痛い・腕が上がらないなどの症状を抱える人が多く
なりました。技術継承問題もあり、新入社員を入れて欲しいと要望しても上は「難しい」とい
うだけで、忙しくなったら他部署からの応援で済ましています。
営業や研究開発職場では他社への転職が増えているようです。成果主義になって自分の実績
・能力を正しく評価してもらえなければ、条件がいい会社に転職していくのも仕方ないかもし
れません。
1月から子会社に出向になった人はいつ転籍を言われるかびくびくしているみたいです。
100%子会社といっても会社の都合で勝手に切っていくご時世ですからね。
営業では女性の採用が増えています。しかし、結婚、出産後営業に復帰するには大きなハー
ドルがあります。転勤、夜の病院訪問や接待など長時間勤務(10時間〜12時間)などで、
親が近くにいて手助けしてもらわないとやっていけないのではと思います。
外資系製薬会社の場合、女性MRが多いので切実になっているようで、女性MRの勤務等に
ついて研究しているようです。シオノギはどう考えているのでしょうか?
また、派遣MRも増えて各分室に1名位いるようですが、どんな労働条件なんでしょうか?
同一労働、同一賃金には程遠いでしょうね。
派遣と言えば、世間では色々問題になっていますが、一番トラブルになるのが賃金が安いこと
です。そして、何年も同じところに勤めても時給アップがほとんどないか、あっても10円か20円
です。シオノギが派遣会社に支払っている契約料(賃金)の約6割しか派遣会社は派遣労働者に
払っていないと思います。3年から6年ぐらいシオノギで働いた派遣労働者は、現場ではリーダ
ーのような存在です。そのような人が辞めることはシオノギにとっても痛手だと思います。
正社員にするような処置をとるべきではありませんか?
連合は非正規雇用労働者への支援を方針に掲げています。連合傘下のシオノギ労働組合は派遣
労働者の正社員化などの支援に動くべきではありませんか?