「えー、賃上げこれでええのー」
一赤旗読者
労働者の実質賃金が19ヵ月連続で下がり続けています。
でも春闘でS労組の賃上げ要求が1%の3500円。「相変わらずの労働組合
執行部」ですね。
みなさん、物価上昇が2.2%で消費税アップが3%。
月給30万円の給料をもらっている人なら、これに相当する5.2%で30万円
×0.052=1万5600円、消費増税分の3%でも9000円必要になるのに
賃上げの要求で3500円。満額でも消費税の半分にもならない。
みなさんもよくだまっていますね。連合の要求でも6000円なのに、S社ではそれにそむいて
3500円。何のために連合に参加しているのですか?
それでは景気が上がらないのは当然でしょう。
一方で安倍政権のもとではその税金を食い物にして、企業から還流させるのが大流行。
これって40年前と変わっていない自民政権の金権体質でしょう。
「企業からの献金をもらわない」として税金から出すように決めた「政党助成金」を片手でもらいな
がら、もう一方の手で企業からの献金を掴む。
安倍政権から一般マスコミの役員が高級料亭に招待されて飲食しており、もう報道しようとはしません。
「知りませんでした」の一言で許されるなんて、犯罪をおかしても「知りませんでした」と言えば無罪
放免か・・・。
こんなことをしている自民・公明政権とその補完勢力の維新には退場してもらいましょう。
そして何より腹が立つのは、復興支援、と言いながら我々サラリーマンには25年間も復興特別所得税
を支払わせて、企業には復興特別法人税を1年も早く2013年末でやめてしまったことです。
サラリーマンはもっと怒るべきでしょう。
大企業は空前の利益を上げているのに、サラリーマンは3500円の賃上げ要求でいいのですか。
S社の内部留保は、利益剰余金だけでも4300億円以上あります。
利益剰余金のわずか1%の43億円を使うだけで、6000人に7000円以上の賃上げが、4年
間もできます。
もっと大企業の内部留保を活用し、大幅賃上げで景気の回復をさせるべきでしょう。